OXISOの精密ショットピーニング

OXISOのFine Shot Peaning

目的に応じて金属部品の耐久性・耐摩耗性・摺動性をコントロール

ショットピーニングは金属表面に対して、無数の粒子を高速度で衝突させることで金属部品の疲労強度UPを図る技術です。OX-FSPは、従来のショットピーニングをさらに発展させて、目的の金属面に応じた微粒子を用いながら、ショット条件を細かく選定、最適条件で加工します。それにより、高い圧縮残留応力の付与や表面硬度上昇、金属組織の微細・油膜保持特性の改善などをはかり、金属部品の耐久性・耐摩耗性・摺動性の大幅な向上、またそれらをコントロールすることが可能になりました。

  • ショットピーニングのイメージ
  • メディアサイズを選択し、
    金属面を最適な状態にします!

    OX-FSPと従来のショットピーニングの
    メディアサイズの違い
  • 噴射スピードを調整し、
    残留応力をコントロール。

    OX-FSPと従来のショットピーニングの
    噴射スピードの違い

メディアサイズ・ショットスピードを調整し、
最適な金属面に仕上げます!

強く

耐久性向上

表面に非常に高い
圧縮残留応力を付与

疲労強度UP

OX-FSP処理により、表面層に高い残留圧縮応力を付与します。さらに、オキソのOX-FSP(オキソファインショットピーニング)により、最表面から内部にかけてより高い残留圧縮応力を与え、熱処理効果との相乗作用により疲労強度を大幅に向上させます。粒子の大きさ、材質の異なるメディアを複合的にショットすることにより、さらにニーズに柔軟に即した処理が可能となりました。自動車部品のみならず、精密機械など幅広い用途への活用が期待されます。

長持ち

耐摩耗性向上

靭性を損なわず
表面硬度を上昇

溶損テストの結果、OX-FSP+OX-Polishの複合処理を施すことでアルミの溶着を低減し、金属部品の寿命が大幅に延びました。

溶損テスト環境

テスト条件 設定値
試験片の動き 溶湯内 120rpmで回転
試験片の寸法 ∅20mm × 150mm
アルミ溶湯の種類 ADC12
試験温度 700℃
浸漬時間 2時間

溶損テスト結果

オキソ 処理なし
溶損量 15g
ガスN化
溶損量 12g
OX-FSP & OX-Polish
溶損量 0.05g
金型の生産性向上

湯流れ・離型性 向上

金型の表面状態を最適化することで、
製品の生産性や歩留りを良くします。

塗型レス効果

  • 【目 的】 溶湯からの断熱・鋳肌の改善・焼付き防止
  • 【オキソ処理による効果】 断熱効果・冷却の均一化による鋳肌改善・湯流れ向上、鋳巣低減

塗型密着効果

  • 【目 的】 溶湯からの断熱・鋳肌の改善・焼付き防止
  • 【オキソ処理による効果】 塗型の耐久性向上・鋳造性の向上・金型保護

OX-FSPだから
できること

用途や目的に応じて
表面の性質をコントロール!

ギアへの適応メディアだけでも20種類以上、製品の材質・熱処理・金属組織・硬度を踏まえて最適メディアを選びます。ショット方式・圧縮エアー・ワーク回転数・ノズル振動数・噴射角度など培ってきたノウハウからお客様に最適な加工方法をご提案します。

複雑な形状や
内径部にも対応!

複雑な形状や微細部・細孔内径部にも適用できる。
微粒子(20~200μm)を使用しているため、寸法・形状変化を最小限に抑える事が可能です。

金属に直接加工するから
剥離の心配がない!

金属の表面改質であるため、被膜を形成するコーティングとは異なり、コーティング材の剥離によるトラブル・異物混入などの危険がありません。

マスキングによって
部分処理も可能!

部分的に処理する場合には、マスキングにより対応できます。40μm程度のメディア使用も可能で表層面へ高い効果が得られます。また、表面も荒れることはありません。

OX-FSP
効果検証MOVIE

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